お茶会・法話

  • 織成月茶会~5月~①

    織成月茶会 〜5月〜
    京都西陣の織成館にて、月釜の亭主をつとめさせていただきました。
    テーマは達磨さん。
    インドから中国の梁の国に入った達磨大師は、梁の仏心天子と呼ばれた武帝と問答を。
    『沢山のお寺を建て、僧侶を養成し、仏教普及に尽くしてきた朕にはどれくらいの功徳があるか?』
    との問いに大師は、
    『無功徳』と。
    功徳がないわけではないだろうが、先に功徳や利益を求めて行う行為は、
    どれだけ見た目は仏教的行為であっても、仏教ではない。
    (自己反省タイム😅💦)
    機嫌を悪くした武帝は、
    『朕の目の前に居るお前は何者だ⁉️
    と問う。
    大師は、
    『不識』
    つまりは『知らん!』と😅💧
    命からがら逃げ出したとか、この天子は問答の価値がないと梁の国にを去ったとか、
    色々と伝わりますが、芦の葉に乗って揚子江を北上し、
    北魏の少林寺に入り、面壁九年と伝えられます。
    しかしひょっとして、不識!と問答で天子を負かしたが、
    己を知るということは何よりも難しいことであった🤭❗️
    と、天子の問題ではなく己自身の問題であった🤭❗️
    と、得心しての面壁九年だったかもしれないと思ってみるのです…🙏
    おそらく、あっという間の九年だったのではないかと…🧐⁉️
    じつは仏教って辛気臭いように思われますが、新たな自分を発見したり、
    考える力をいただいたりする、ワクワクな世界なのです😊🙏
    たのしかったなぁ〜♪
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